【Washed部門 優勝】
IMOM COFFEE ROASTERS
Guatemala/Finca Rosma/Bourbon,Caturra/Fully Washed
ロースター:園田 道徳さん
◆COFFEE COLLECTION WORLD DISCOVER「Washed部門 優勝」の結果を聞いて、ご感想をお願いします
ここ最近で⼀番⼤きな声が出た気がします(笑)。「Washed部⾨」30店舗の中から私たちのコーヒーを選んでいただけたことに、感謝と喜びの気持ちで溢れています。ありがとうございます。
◆今回の豆を選んだ理由を教えてください
私は2022年のJBrC決勝でも、「Rosma Geisha FW」を使⽤しており、Rosmaには強い思い入れがあります。
RosmaはCOEで何度も上位受賞を果たしていますから、そのポテンシャルの⾼さはすでに皆さまもご存じでしょう。中でも今回出品したものは、Bourbon種とCaturra種のミックスです。品種の特徴のひとつである、Geishaのような華やかさは弱かったものの、透明感ある味わいやアフターテイストの伸び⽅が素晴らしく、Fully Washedながら⽩ワインのような芳醇な⾹りも感じられて、シンプルに「美味しいなあ」と感じました。ぜひ皆さまにも紹介したいと思い、このコーヒーを選びました。
◆「Guatemala/Finca Rosma/Bourbon,Caturra/Fully Washed」のフレバーコメント
チョコレート、キャンディアップル、⽩ワイン、ロングアフターテイスト
◆園田さんが考える美味しいコーヒーの定義とは?
私は今回の出品カテゴリーである、Washedプロセスのコーヒーが好きです。それは、産地の特性や品種が⽣む味わいが素直に感じられるからです。
私が最初にコーヒーの虜になったのは深煎りのコーヒーでしたが、今では浅煎りから深煎りまでいろんなコーヒーを好んで飲みます。その中でも「美味しい」と感じるコーヒーに共通している点は、⽢さがしっかりと感じられ、きれいな余韻を楽しめること。フレーバーが爆発しているような個性的なコーヒーでも、穏やかな味わいのコーヒーでも、最後のひと⼝を「飲み⼲したくない」「また飲みたい」と感じるコーヒーが、私にとっての美味しいコーヒーです。
◆COFFEE COLLECTION WORLD DISCOVERに向けて、焙煎や味づくりで意識したこと、対策したことなどあれば教えてください
Geishaのように華やかな⾵味を持つ品種がたくさんエントリーされるだろうと予測し、それ以外の品種でジャッジの記憶に残るようなコーヒーを出品したいと考えていました。
味づくりはお店で提供しているコーヒーと同じ考えで⾏っています。酸と⽢さのバランスが⼀番よくなるポイントやネガティブな要素が出ないポイントを見極め、クリーンで、このコーヒーが⼀番輝くように調整を重ねていきました。
◆読者の方、COFFEE COLLECTIONに来場予定の方に向けてメッセージをお願いします
全国のコーヒーラバーの⽅々に直接お会いできることがとても楽しみです! 私たちは浅煎りから深煎りまで、産地の個性を楽しんでいただけるスペシャルティコーヒーを幅広い焙煎度でご⽤意しています。
今回の審査会で賞をいただいた「Guatemala/Finca Rosma/Bourbon,Caturra/Fully Washed」はもちろん、そのほかもすべて、私たちが自信を持って「美味しい」とお届けするコーヒーばかりですので、会場でも店舗でもいろいろなコーヒーをお楽しみください。
◆最後に、お店の紹介をどうぞ
愛知県⻑久⼿市にあるスペシャルティコーヒーロースターです。ほかにも、名古屋市内に3店、東京に1店の計5店舗でコーヒーを提供しています。
店舗ごとに特徴は異なりますが、どのお店でも、⽇常の中でちょっと特別な時間を過ごせたり、ほっと落ち着いたりしていただけるような場所づくりを⽬指しています。極⼒国産の材料を使⽤ながら、パティシエがコーヒーとの相性を考えてつくる焼菓⼦も⾃慢です。ぜひコーヒーと⼀緒にお楽しみください。