【Innovation部門 優勝】
Days Coffee Roaster
Colombia／Huila／Aroma Nativo／Pink Bourbon／Honey Double Fermentation
ロースター：白井 渉さん
◆COFFEE COLLECTION DISCOVER「Innovation部門 優勝」の結果を聞いて、ご感想をお願いします
優勝という結果には本当に驚きました。「え？ 夢かな？」と思ったほどです。でも一方で、手応えというか、正直自信もありました。むしろ、もしこの豆で入賞できないのであれば、入賞した豆を飲んでみずにはいられないと思っていたくらい、今回提出した「Colombia／Huila／Aroma Nativo／Pink Bourbon／Honey Double Fermentation」は僕自身も衝撃を受け魅了された豆でした。
◆今回の豆を選んだ理由を教えてください
今年の6月に、開業後初となるコロンビアへの買い付けに行ってきました。だからこそコロンビアで勝負したいという気持ちがありました。挑戦する部門も、近年のコロンビアの生産者たちの技術革新や、彼らがつくり出す味わいの傾向を考えて、Innovation部門がベストだと判断しました。数多くある在庫の中から、生豆のエイジングが進み、急激に味わいがよくなってきた今回の豆を選びました。この豆なら多くの人を驚かすユニークな味わいを生み出せると思ったからです。おそらく皆さまに提供する11月2日、3日にはエイジングが進み、状態がよりよくなっているのではないかと僕自身も楽しみにしています。
◆「Colombia／Huila／Aroma Nativo／Pink Bourbon／Honey Double Fermentation」のフレバーコメント
フルーツポンチ、グァバ、ドラゴンフルーツ、ライチ、ハイビスカス、マンゴー、オレンジソーダ、クリーンカップ
◆白井さんが考える美味しいコーヒーの定義とは？
まずはしっかりと豆の個性が出ていること。一般的には「産地」特性といわれますが、僕はより細分化・深掘りすることで、その個別の豆にしか出せないフレーバーを引き出してあげたいと思っています。それができた上で、クリーンカップであることや、マウスフィールのよさも大事だと思っています。
ただ、フレーバーとクリーンカップはほぼイコールだというのが僕の考えです。たとえばにごった水に絵の具を垂らしても何色かわかりづらいですが、透きとおった水なら鮮明に色合いがわかります。この絵の具に当たるのが、豆が持つ個性やフレーバーであり、クリーンカップでなければこれらを最大限に表すことができないからです。
◆COFFEE COLLECTION DISCOVERに向けて、焙煎や味づくりで意識したこと、対策したことなどあれば教えてください
普段、店頭で提供している豆よりも少し浅めに焙煎しました。今回の豆のよさを明確に表現するためです。当店は直火式の焙煎機を使っているので、半熱風式や熱風式に比べるとAcidityが弱く、暗い印象に寄りがちです。なので、よりこの豆の特徴がクリアに出るような焙煎を心がけました。
◆読者の方、COFFEE COLLECTIONに来場予定の方に向けてメッセージをお願いします
COFFEE COLLECTIONに合わせてバッチリ調整していくので楽しみにしていてください！ この豆をできるだけ多くの方々に届けられたら嬉しいです。ほかにもおすすめの豆をたくさん持っていきます！ お会いできるのを楽しみにしております！
◆最後に、お店の紹介をどうぞ
新潟発、全種類が試飲可能なスタイルのコーヒースタンドです。常時25種類以上の豆が試飲でき、味わいを確かめながらお気に入りの豆を購入することができます。また、豆販売だけでなく1杯ずつのコーヒーの提供も行っています。浅煎りから深煎りまでそろい、必ず自分好みの味わいが見つかります。ぜひ新潟方面に来る際はお立ち寄りください！
