2023年3月31日から世界に先駆けて「ブルーボトルコーヒー 京都カフェ はなれ 2階」で始まった「Blue Bottle Studio」。 創業者のジェームス・フリーマンさんが考える最高峰のコーヒーを体験できるコースです。今回は、桜が満開の3月末に行われた発表会をレポートします。

 

ブルーボトルコーヒーのフィロソフィーを体験できる7種のコース

京都・南禅寺の近くにある「ブルーボトルコーヒー 京都カフェ」。二棟連なる築100年の京町屋の手前、2階にあるのが4席のみで特別なコーヒーコースを提供する「Blue Bottle Studio – Kyoto -」です。

写真提供:ブルーボトルコーヒー Photo by Yusuke Oishi

発表会では、創業者のジェームス・フリーマンさん、グローバルで品質管理を担当しているベンジャミンさんらが参加。

コースはふたりが日本のレコードショップを歩き回って探してきたという、レコードをかけるところから始まります。

「答えがなく、常に変わっていくコーヒー。それでも日々、実験的に取り組んで、一瞬一瞬、最高のものを提供する場所にしたい」。「Blue Bottle Studio – Kyoto -」はそんなジェームスさんの想いで始まったと言います。

 

ここからはコースの詳細をご紹介。

1. FIZZ(フィズ)

写真提供:ブルーボトルコーヒー Photo by Yusuke Oishi

PANAMA FINCA DEBORAH INTERSTELLAR GESHAのカスカラ(コーヒーチェリーの果実)と柚子、ほんのりと甘さを加わえたFIZZ。コーヒーチェリーの味わいを柚子が引き立ています。

 

2. LONG CUP(ロングカップ)

写真提供:ブルーボトルコーヒー Photo by Yusuke Oishi

3種のコーヒーフライト。気候変動によって生産が行われるようになったというアメリカ・カリフォルニア産の希少なゲイシャや、特殊なプロセス(精製方法)で作られたコーヒーなど、トップオブトップと呼ばれる最高級のコーヒーを使用。

・CALIFORNIA SOUTHERN RIDGE RANCH GESHA NATURAL
・PANAMA FINCA DEBORAH INTERSTELLAR GESHA
・YEMEN HAYMA KHARIJIYA ALJIDAN XI

素材の本質的な美味しさに辿りつくために、できるだけ手を加えない方法で抽出しています。

写真提供:ブルーボトルコーヒー Photo by Yusuke Oishi

 

3. KOHAKU(コハク)

写真提供:ブルーボトルコーヒー Photo by Yusuke Oishi

パティシエユニット「Tangentes」監修のライム・リンゴのゼリー。コースの途中で口のなかをリフレッシュさせてくれる、とびきり鮮やかでフレッシュな味わい。ワサビがアクセント。

 

4. SHORT CUP(ショートカップ)

ジェームスさんのコーヒー人生に大きな影響を与えた喫茶店を連想させるネルドリップのデミタスコーヒー。着想からお披露目までに数年かかり、「納得のいく抽出方法が見つかったことでBlue Bottle Studioプロジェクトが動き出した」、というほどコースの中核となるメニューです。浅煎りのコロンビアをネルドリップでゆっくり淹れます。

 

5. AU LAIT(オレ)

親しみのあるスタイルでデミタスコーヒーを楽しむなら、ミルクをたしてカフェオレに。「デミタスコーヒーを飲んだことがなくても、カフェオレはその入り口になってくれる。カフェオレは、過去のなにかを思い出させてくれる存在なんだ」とジェームスさん。

 

6. KASHI(カシ)

こちらも「Tangentes」監修のフィナンシェ。ジェームスさんのおすすめは、カフェオレにディップすること。

 

7. DIGESTIF(ディジェスチフ・食後酒)

ラムと鹿児島産のサトウキビ、深煎りのコーヒーでつくられた食後酒。ラムに負けないコーヒーを探した結果、ブルーボトルコーヒーのインスタントコーヒーがぴったりだったとのこと。口当たりがまろやかで濃厚なデザートのようなコーヒー。(ノンアルコールに変更も可)

 

生産地やSeed To Cupに関わる人々、“コーヒーの未来”に思いを馳せるひととき

2002年の創業から20年。「Blue Bottle Studio – Kyoto -」は、世界トップクラスのコーヒーを味わえるだけでなく、ジェームスさんやチームの仲間達がこれまでに出会った人々や積み重ねてきた経験が凝縮されています。

加えて感じたのは、「Blue Bottle Studio- Kyoto -」は、コーヒーの生産地やSeed To Cupに関わる人々、そして“コーヒーの未来”に思いを巡らせることができる場所であるということ。

早くから環境に配慮したサステナブルな取り組みに積極的なブルーボトルコーヒーが、これからも世界中の人が美味しいコーヒーを楽しめるよう、さまざまな研究・開発を行い革新的なプロダクトを作り続けている中で発信する“世界のコーヒーの今”を体験できる場でした。

「コーヒーが大好き。コーヒーへの情熱と好奇心はなくなることはないし、これからも追求しつづけたい」。目を輝かせてそう話していたジェームスさんの言葉と笑顔が印象的でした。

 

◆Blue Bottle Studio – Kyoto –
※予約制
営業日:毎週 金・土・日・月、および祝日
時間:10:00〜11:30、13:00〜14:30、15:30〜17:00
価格:ひとり 8,250円(税込)
予約ページ:https://yoyaku.toreta.in/bbc-kyotocafe/#/

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