4月28日(土)、29日(日)に開催されるCOFFEE COLLECTION around Kanda Nishikicho 2018 Spring。世界最高峰のコーヒーを追求するCOFFEE COLLECTIONでは今回、国内外から出店店舗を募集し、コーヒーのカッピング審査によって選ばれた上位店が参加権を得る「DISCOVER」企画を実施しました。

日本や韓国などから参加表明をしたのは全27ロースター。その中から、出店店舗に選ばれたのは……? カッピング審査会の様子をレポートします。

今回の審査方法として用いた”カッピング“とは、ワインでいうテイスティングのようなもの。香り、味、ボディ、透明感、甘味、酸味、バランス、口に含んだ後の余韻など、ポイントごとにクオリティを評価していきます。

今回は、国内外で活躍するロースターやバリスタがカッピングを担当。公平に審査するために、「どのコーヒーがどの店のものか」という情報を伏せた”ブラインドカッピング“で行われました。

審査員はこちら(左から)
・山本 酉さんSINGLE O JAPAN代表。オーストラリアのSINGLE Oで焙煎技術を磨き、クオリティコントロールのポジションへ。2014年からは拠点を東京に移し、SINGLE O JAPANの焙煎を担当。

・大槻佑二さんTHE LOCAL COFEFE STANDヘッドバリスタ・責任者。ポールバセットのバリスタとして活躍後、COFFEE COLLECTIONや日本最大級のコーヒーフェスティバルTokyo Coffee Festivalの立ち上げ・運営を行う。

・鈴木 清和さんGLITCH COFFEE&ROASTERS代表、2014 ジャパン エアロプレス チャンピオン。コーヒーの国際鑑定士の資格を持ち、カッピングジャッジとしても活躍。店ではシェアロースター制度を実施している。

・小田 政志さん:オーストラリアやイギリスのコーヒーロースターで焙煎やクオリティーコントロールを担当後、現在は国内外でコーヒートレーニング、レシピ作成、店舗の立ち上げなどを行う。

カッピングの流れは大きく3ステップ。(左から)

まずは挽いた豆をカッピングボウルにいれて、ドライ(粉)の状態で香りをチェックします。

続いて、お湯を注ぎます。この時、表面にはコーヒー粉の膜ができます。4分たったら、コーヒー粉の膜をスプーンでブレイク(撹拌)し、表面に浮いたコーヒー粉を取り除きます。

そしてカッピング。カッピングはコーヒーを飲むのではなく、空気と一緒に吸い込むようにして行います。そうすることで液体が霧状になり、味だけでなく香りもキャッチしやすくなります。口に含んだコーヒーは味を確認したら、後味などを感じやすくするために手元のカップへ吐き出します。

今回のDISCOVERでは、審査基準としてSPECIALTY COFFEE ASSOCIATION OF AMERICA CUPPING FORMを採用。カッピングしながら、ひとつずつ評価シートをつけていきます。

審査時間は約2時間。全27店の中から、厳正なる審査を経て選ばれたのがこちらの8店です!

・OBROSCOFFEE1095 (福島県)
・PASSAGE COFFEE(東京)
・FINETIME COFFEE ROASTERS(東京)
・Woodberry Coffee Roasters (東京)
・Strut Coffee(韓国)
・Q.O.L.COFFEE (名古屋)
・FAITH COFFEE COMPANY (東京)
・コルシカ珈琲(香川)

優勝したのは福島県・郡山市にあるOBROSCOFFEE1095! そして、ベスト8に選ばれたコーヒーロースターのみなさん、おめでとうございます!

審査後、優勝した「OBROSCOFFEE1095」の評価ポイントをカッパーのみなさんにお聞きしました。

・フレーバーがきれいにでていた
・ドライからウェット、一貫してよかった
・酸の立ち方がきれいだった
・カッピングをすると、まずマイナスポイントが気になるけれど、OBROSCOFFEE1095はマイナスポイントがなかった。評価をするのに加点ポイントだけになるので、そもそもマイナスポイントがないということ自体が素晴らしい

そして最後に、審査会全体の感想も伺いました。


山本さん:DISCOVERで審査をするのは2回目ですが、前回よりも上位から下位までの点数の差は開きがなく、僅差でした。全体的にレベルが高く、審査が難しかったです。


大槻さん:どのようなコーヒーがCOFFEE COLLECTIONに求められているのかを研究していることが伝わってきました。コルシカ珈琲のようにTokyo Coffee Festivalに出店している地方の店が、いつもとは違う浅煎りに挑戦し、今回選ばれていたことが嬉しかったです。


小田さん:最初は「似かよった味」という印象がありましたが、最終的には酸のたち方など、点数以上に開きが大きかったように思います。同じスペシャルティコーヒーの中で、焙煎によってこんなにも豆の個性が変わる、そのバリエーションの多さを感じました。


鈴木さん:大きくみると差はないけれど、味を細かく取っていくと浅煎りを上手に焼けている店は分かりやすかったです。OBROSCOFFEE1095はGLITCHでシェアロースターをしている店。ブラインドカッピングで行った審査で、そのコーヒーが評価されたことは個人的に嬉しかったです。今回の結果を見ると、一生懸命に情報収集をして、実直に焙煎をしている店はやはり上位にいます。いい意味で予想外もあり、面白い結果となりました。

僅差で最終的な店舗が決まった今回のDISCOVER企画。選ばれた8店と審査に参加したSINGLE O JAPAN、GLITCH COFFEE & ROASTERSは、4月28日(土)29日(日)に開催される「COFFEE COLLECTION around Kanda Nishikicho 2018 Spring」に出店します。国内外から選ばれた最高峰のコーヒーをぜひ味わいに来てください。

 

◆COFFEE COLLECTION around Kanda Nishikicho 2018 Spring

http://coffeecollection.tokyo/
※2018 SPRINGのHPは3月中旬公開予定

◆Coffee Collectionトークイベントvol.3「DISCOVER 優勝! STORY OF OBROSCOFFEE1095」

Coffee Collectionの開催に向けて、毎月トークイベントを開催しているこの企画。4月1日のvol.3ではOBROSCOFFEE1095が登場します!詳細は近日公開予定!

 

Interview &Writing : Ayako Oi (CafeSnap)

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